テレビや映画の効果音で、わかっていても怖いと感じることはないでしょうか?
ホラー映画で静寂から急に大きな音でびっくりしたり、不気味な音でゾクゾクしたり怖がらせる演出がうまいですよね。
また、最近は少なくなりましたが、緊急地震速報が一斉に鳴りだしたときに焦りや恐怖を感じた人は少なくないと思います。
おそらく、恐怖とは過去の記憶と経験で身の危険を感じることの表れで、体が自己防衛している証拠だと思います。
小さいころは何もわからないため暗がりや夜道を一人で歩くことができなかったことが、大人になっていろいろな経験を積むことで怖さが薄れていく人もいれば、小さいころに怖い経験をしたことで大人でも怖がりな人がいたりと、恐怖には記憶と経験が深く関わっていると思います。
音も記憶と経験の一部に含まれているのだと思います。
最後に、昨年話題となった、「アポカリプティックサウンド」(聞いたことのない未知の音)を聞いた時に、怖いと感じたことを思い出しました。何か工場の音か?など推測したりとしましたが、映画やテレビの影響(記憶と経験)であらゆる想像をしてしまうのが悲しいですね。
(樫)