概要

「コンクリート打音点検システム ハンマーパル」は、本州四国連絡高速道路様でのトンネル打音検査の実績をもとに開発した、モデル登録不要のAI打音判定システムです。

「打音データ」を録音し、その場で、コンクリートの状態をAI判定。スマートウォッチに振動で異常を通知。効率的で安全な作業、点検結果のデジタル化を提供します。

国土交通省 点検支援技術性能カタログ 登録済:TN020017-V0022

国土交通省HP 『道路に関する新技術の活用』- 点検支援技術性能カタログ
https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/inspection-support/
点検支援技術性能カタログの掲載技術一覧から技術番号を参照できます。

利用イメージ

コンクリートの槌打作業をマイクで録音し、スマートフォン上で音響分析・判定をし、画面上に表示すると共にスマートウォッチのバイブ機能からも作業者に通知します。

また、変状情報を点検図面システム等にデータを共有することも可能です。

特長

  1. 相対打音判定方式
    相対打音判定方式(特許出願中)により、コンクリートのモデル登録が不要です。
    コンクリートの状態は、年代・材料・強度等により千差万別です。相対打音判定方式は、現場のコンクリートを連続槌打することにより、連続打音の中の異常を検出します。外乱音や視覚によるミスリードを排除。車の走行音などに惑わされず判定。浅深部だけでなく高深部の異常も検出可能です。
  2. 即時判定機能析
    コンクリートを連続槌打した後に判定する機能「一括判定機能」と、槌打しながら変状の位置で即座に判定する機能「即時判定機能」を搭載しています。
  3. スマートフォン+スマートウォッチ
    スマートフォンとマイク、スマートウォッチという軽量な装備で実現。
    変状の検出時、画面表示および、スマートウォッチに振動で通知。目線を切らずに作業継続できます。

※本プロダクトは、株式会社ブリッジエンジニアリング、都築電気株式会社、株式会社アニモで共同開発いたしました。

音響判定のメカニズム

システム要件

スマートフォン
OSAndroid 9、10 (動作確認済)
画面サイズ1,080×2,220以上
必須アプリWear OS ※スマートウォッチ連携を使う場合のみ
スマートウォッチ
OSWear OS by Google