【お知らせ】
- 三井住友海上火災保険株式会社様:当社ZooZii技術を使った「企業向け『睡眠時無呼吸症候群(SAS)予兆チェックサービス』の提供開始」をご発表
- 「第4回 MEDTEC イノベーション大賞 (主催:UBM Canon Japan G.K.)」 にて、期待賞を受賞しました
- 「第26回中小企業優秀新技術・新製品賞」(りそな中小企業振興財団・日刊工業新聞社共催)
ソフトウエア部門 奨励賞受賞
概要
「いびきチェック / ZooZii」は、睡眠中の音をスマートフォンを使って枕元で録音し、アニモの音分析技術(※1)を活用して「いびき」の状態を分析・記録するクラウド型サービスです。(※1 特許5827108)
企業の従業員が睡眠時の異常(SAS等※2)を抱えていると、集中力低下に伴う業務効率の低下や業務中の居眠りにより運転手や機械作業者の重大な労働災害に繋がる恐れがあると言われています。「いびきチェック / ZooZii」は、スマートフォンと弊社独自の音声分析技術の組合わせにより、企業の「健康経営」への取り組みを支援し、安全運転や労働災害の防止に寄与します。
(※2 SAS:睡眠時無呼吸症候群)
耳鼻咽喉科学の権威である東京大学名誉教授・加我君孝先生の監修のもと、当社が独自に開発した、非接触タイプの新しい簡易チェック方式を利用しています。
特長
1. 非接触タイプのチェック方式
睡眠中の音 (いびき) をスマートフォンといった非接触媒体を使って録音 (最低3時間ご自宅で) するだけで「いびき」の有無や状態をセルフチェックできます。
2. 寝始めの音を分析
「いびき」は寝始めに出やすいといわれています。本サービスではユーザーが就寝時に録音を開始し、そこから3時間の音を録音します。独自開発の音分析技術により、エアコンや近所を通りかかった自動車の騒音があっても「いびき」を正しく検出することができます。
録音された音はスマートフォン内に格納され、そこから抽出された「いびき」抽出用のパラメータだけがクラウドサーバーに送られ、クラウドサーバーで「いびき」の詳細な検出と記録を行います。
3. 特徴的な「いびき」区間を表示
検出した「いびき」区間のうち、特徴的な区間を表示。その区間の音を再生して確認することができます。
4. 日々の体調の記録機能
「いびき」をチェックした日の睡眠時間や、健康状態、就寝前の飲酒の有無などを記録する機能付いていますので、自分の体調を知り管理するのにたいへん便利です。
サービス仕様
※対応機種に関する詳しい情報はサイトにてご確認ください。
サービス画面の例
① TOP画面カレンダー形式で「いびき」チェックをした日とその結果が一目で確認できます。
結果を見たい日を選択し、「結果を見る」をタップすると、結果画面が開きます。
② 録音画面
就寝時に「録音する」をタップすると、そこから3時間の音を録音。
「体調メモ」でその日の疲労度、運動量、お酒の量などを記録できます。
③ 結果表示画面
- ◆グラフ
- 録音した3時間の音量の大きさをグラフで表示。グラフが高いと大きな音を検知したことを示しますが、これは「いびき」だけに限らず他の大きな音も含まれています。
グラフ中のオレンジ色の部分が、「いびき」検出区間として分析された箇所で、「!」マークがあるところは、とくに要注意と考えられる区間です(最大5カ所まで表示)。
- ◆いびき区間の割合
- 分析で、「いびき」として検知された時間が占める割合を示します。
- ◆いびきの中断回数
- 分析で検知された「いびき」の合間に、短時間(1分間以内)のいびきの中断が現れた回数を示します。
結果サンプル
【頻繁にいびきをかいている人の録音例】
音声サンプル(いびき区間)
音声サンプル(無呼吸区間)
【いびきをかかない人の録音例】
監修者 プロフィール
加我 君孝先生(東京大学名誉教授)
北海道生まれ
昭和46年東京大学医学部卒業、東大病院耳鼻咽喉科入局
昭和58年~60年米国ジェファーソン医科大学、UCLA脳研究所留学
平成 4年 1月東京大学医学部耳鼻咽喉科学講座教授
平成12年 4月東京大学医学教育国際協力研究センター センター長
平成16年10月日本耳科学会理事長
平成19年 4月東京大学名誉教授
東京医療センター臨床研究(感覚器)センター センター長
平成22年 4月東京医療センター臨床研究(感覚器)センター 名誉センター長