「選手を悩ます音」

もうすぐサッカー・ワールドカップが開幕します。

先日、南アフリカの民族楽器ブブゼラが選手たちを悩ませているというニュースを見ました。
ブブゼラは、プラスチック製のラッパのような楽器で、127デシベルという非常に大きな音が出るそうです。観客の多くがこのブブゼラを吹きながら観戦する為、監督や選手同士が声でコミュニケーションするのが困難なのだそうです。

この127デシベルというのが、どのような測定方法での値なのか分かりませんので、単純に比較できませんが、騒音レベルの目安として以下のように言われています。

100デシベル 電車が通るときのガード下
110デシベル ヘリコプターのそば
120デシベル 飛行機のエンジン音の近く
(出典:http://www.city.hitachinaka.ibaraki.jp/0601kankyo/otomeyasutext.html(リンク切れ))

集中を妨げるからブブゼラを禁止してほしいという声もあったようですが、ブブゼラは南アフリカのサッカー文化の一部だというのがFIFAの考え方のようです。
テニスやゴルフは、選手の集中を妨げないよう静かに観戦するのがマナーのようですので、観客の発する音についての考え方は、スポーツによって様々ですね。

声でコミュニケーションがとれないとなると、日頃の練習・経験と身振り手振りが頼りになるのだと思いますが、頑張ってほしいところです。

(光)