気温の上下あれど、秋は日増しに深まっています。
うちの家は田舎なので、窓を開けていると色々な虫の声が聞こえます。
特にコオロギの声はリズムも良く、音色も心地よく、気に入っています。
そのコオロギの鳴き声で、気温がわかるとのこと。
コオロギが15秒間に鳴く回数を数回数えて平均(n)を出し
それに8を足し、5をかけて、9で割ると気温がでるそうです。
式:(n +8)×5÷9=気温
以下のYOUTUBEの例だと15秒間で、だいたい18回くらい鳴いていますので
(18+8)×5÷9=14.4度くらいでしょうか。
こちらを発見したのは、ジャニス・P・ヴァンクリーブさんという、アメリカの教育者。
不思議な化学実験室シリーズなど、日本でもいくつかの本が出版されています。
確かに昆虫は変温動物なので、温度で動作が変わるのは納得ですが、よく気が付いたもの
と感心します。
虫の音を愛でるのは日本人だけで、外国人は意味のないノイズに聞こえる、という話を
よく聞きますが、外国の方でも、このように虫の声に耳を傾ける方もいらっしゃるのですね。
夕月夜心もしのに白露の置くこの庭にこおろぎ鳴くも
~湯原王(ゆはらのおほきみ) 『万葉集』 巻8-1552
(一)