街の音

引越ししました。
直線距離で言うとたぶん2km以内の引越し移動でした。いままではバス通勤が必要な、ちょっと田舎的なところでしたが、今度は駅に近い場所です。

さて引越し後ですが、今一つ落ち着かないのです。夜も何かしら緊張感を感じていました。新しい環境への高揚感からかなと思いつつ2週間ほど過ごして、気がつきました。周りの音の雰囲気が違うのです。
うるさいというのではなく、人工的な音と、少し低周波的なざわめきを感じる感覚です。もう一つは、今度の場所が丘の中腹で、下から音が上がってくるような肌感覚でした。
自分はそんなに繊細な人間ではないですが、以前の住んでいたところの平常音と違うということを、体が感じてしまったのでしょうか。

さらにその後ですが、今はほとんど緊張感は無くなりました。きっと平常音をリセットできて、今の場所の環境音を、自分の中の雑音レベルに押し込めることができて、この場所に体が合わせられたのでしょう。
まずは新しい街の音に順応できたようです。

梅雨が明けてすっかり夏となり、しばらくはセミの鳴き声で夜がうるさくなりそうです。

(鈴)