睡眠の量と質

サッカー・テニス・ゴルフと海外スポーツのイベントが続いたところに猛暑もやってきて、ここのところ寝不足気味です。
睡眠時間は、何時間眠れば十分かは人それぞれ違うそうですが、私はもともと夜更かしで睡眠時間は短い方です。ただ、あまりTVに熱中しすぎると、その後、寝入るまでが大変になります。やはり寝入りばなが肝心ですね。

睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠があり、一晩の眠りの中に、それらが交互に現れることはよく知られています。ノンレム睡眠とレム睡眠の1セットでおよそ90分。この90分の1セットが一晩に4回から5回繰り返されるようです。そして、90分のうち、成人では、全体の睡眠時間の75~80%がノンレム睡眠で、残りがレム睡眠だそうです。飲酒やいびきが、これらの正常な繰り返しを阻害し、睡眠の質を低下させることは言うまでもありません。

■ノンレム睡眠 <脳の眠り> ~脳が眠っている状態と考えられている。~

  • 入眠直後にあらわれる
  • 夢はほとんどみない
  • 身体を支える筋肉は働いている
  • 眠りが深くなるにしたがって、呼吸回数・脈拍が少なくなる

■レム睡眠 <身体の眠り> ~目覚めの準備状態で、この時に目覚めると気分がすっきりする。~

  • 眼球がきょろきょろ動く:Rapid Eye Movement(REM)Sleep
  • 身体の力が完全に抜けている
  • 呼吸や脈拍が不規則
  • 夢をみる

深い眠りであるノンレム睡眠を体験することができるのは、大脳が発達した哺乳類と鳥類だけと言われています。大脳が未発達の魚類、両生類、爬虫類などはノンレム睡眠がないそうです。 
そしてほとんどの場合、居眠りはノンレム睡眠だそうです。短時間でも昼寝や居眠りをすると、頭がすっきりするのはノンレム睡眠によって脳が休息できるからとのこと。場所を問わないあの心地良さは、こういう理由だったのですね。

(模)