燃料電池車

11月18日、トヨタ自動車が世界にさきがけ、燃料電池車「MIRAI」の一般発売を発表しました。
つい先ごろまで、1台作るのに1億円かかり、1千万円代になればなんとか一般発売できるといっていたのが、売価が700万円台となっています。
トヨタ社の技術力とコスト削減努力は素晴らしい。

燃料電池車は、水素と酸素の化学反応で電気を起こし、モータを回すことで車を走らせます。
実際に試乗された記者による記事がこちらに紹介されていますが、走りとその「音」に驚かれたようです。
「MIRAI」はスピードを上げると「フォーン」という独特な音がするそうです。
これは速度UPに伴い、水素ポンプから大量に水素を吸い上げる時の音とのこと。

先日の記事で「EV(電気自動車)の接近音、警告音」の話題がありましたが、EV車の問題は静かすぎること。
スピードを上げたときも、エンジン音は静かなままで「走りに伴う音の実感が今一つ」といわれています。
私は、特に走り屋なわけでもありませんが、その気持ちはわかります。
(余談ですが、大きな音でカーオーディオを鳴らしている車は危ないんじゃないかと)

発売開始は、2014年12月15日(月)。2015年度の出荷は700台とまだまだ少ないですが、早く公道で走っている姿と、その音を聞いてみたいです。

(一)