今年の夏は暑かった。
自分は田舎出身ということもあり、季節の移り変わりは音からも感じています。
初夏から盛夏、晩夏に移っていくにつれて、ニイニイゼミ、アブラゼミ、クマゼミ、ツクツクホウシが鳴いていって、ああこの蝉が今年は今頃から鳴き始めるんだとか、今年の夏はまだ終わらないのか…といったことを感じていました。
しかし、今年の夏ばかりでなく、これから地球温暖化の影響で、この順番が狂って来たり、同時に鳴きだしたり、または今まで日本にいなかった南方系の蝉の声が出てくるのでしょうか。。聞き慣れない蝉の声も数年後には出てくるんでしょうね。
四季の音では、雨の音も変わってきていますね。ゲリラ豪雨のような天気が頻発してきています。これも、今までの夏を感じさせる夕立など、ある種の風情のある音(ザー)ではなく、南方のスコールのように身の危険を感じる音(バチバチ、ゴー)に感じます。
スタジオジブリに出てくる、日本の原風景を描いたものを見るとほっとしますが、そういった風景も徐々に変わっていってしまうのでしょうね。
(鈴)