地震の音

3.11 東日本大震災から、はや2年が経過しました。
まだまだ復興へは道半ばで、今なお避難生活を強いられている方も多くいらっしゃいますが、一部では記憶の風化も始まっているように見えます。

そんな中で、震災の記録を次世代に残してゆこうという動きがあります。
国立国会図書館NHKの東日本大震災アーカイブでは、当時の様々なニュース画像や音声を見ることができます。
私の恩師の国語教師は、各地域の先生と連携し、「3.11震災の授業」を実施しその授業を記録。今後に残す取組みもされているようです。

以下は震源から、遠く1,448km以上離れたアラスカのアリューシャン列島の海中で収録された東日本大震災の音です。
Mail Online – Japan earthquake and tsunami: Incredible noise of moment captured
地震の音は、上記動画の38秒くらいのところから開始されます。
最初にP波、次に大きなS波が届き、最後にT波の音を聞くことができます。
P波は緊急地震速報にも使われている初期微動、S波は主要動といわれる大きな揺れ、T波は、海水中で観測できる音だそうです。

痛ましいながらも、このような動画・音声等の生の記録をより正確に残し分析し、想いを残してゆくことで、できる限りの対策や備えに活用できればと思います。

(一)