よい眠り

先日出張のおり「よい眠り」をコンセプトにしたホテルへ泊まりました。
完成したばかりということで部屋は綺麗で、大きな窓やマッサージチェア、裸足で過ごしたくなるようなフローリングの素材など、快適に過ごせる工夫が随所に見られました。

ただ、一つ残念に思ったことがあります。
五感に対する工夫がみられるものの、音に関する演出は感じられませんでした。
安い部屋にしたせいかもしれませんが、隣の部屋の物音が聞こえてきたり、アラーム時計が100円ショップで売っているようなものだったりと、五感の中でも聴覚についてはあまり意識されていないのかなぁと感じました。

睡眠中は40デシベルほどの音が眠りに影響を及ぼすそうです。
エアコンの音や、ささやく程度の話声が40デシベルほどですので、睡眠中、知らず知らずのうちに音の影響を受けているかもしれません。

周囲の音が気になって眠れないときは音楽をかけるのも1つの方法です。
マスキング効果を利用して、大きな音で小さな音を隠してしまうというのも効果的かもしれません。
また、自然の音に代表されるような「川のせせらぎの音」や「雨の音」など、単調な音は眠りを誘いやすく、音のゆらぎにリラックス効果もあるとされています。

最近、眠りが浅く疲れが取れないなぁと感じている方は、音を使って「よい眠り」をサポートしてみては如何でしょうか?

(中)