8月6日、NASAの火星探査機「キュリオシティ」が火星に降り立ったとの発表がありました。
既にいくつかの写真が送られてきており、新しい火星の顔を楽しむことができます。
砂漠のような風景ばかりですが、なぜかわくわくします。
キュリオシティに限らず、火星や月など地球外の風景の写真をニュース等で見たことある方がほとんどだと思います。
では風景ではなく音はどうでしょう?
地球外惑星の音を聴いたことがあるという方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。
少し前のニュースになりますが、英国 Southampton 大学の Tim Leighton 教授率いるチームが、火星やタイタン(土星の衛星)等で聴こえる音を作成したとのことです。
その星の大気の組成や大気圧、温度等から、「もしその大気中で人がしゃべったら?」「滝の音は?」「砂嵐は?」という音をシミュレーションすることができるそうです。
例えば金星では密度の濃い”ガス・スープ”のような大気のために声が低くなりますが、一方で音の伝わる速度が速くなり、しゃべっている人のサイズが小さいかのような錯覚を覚えるんだとか。
理屈はよく分かりませんが面白いですね。
これからキュリオシティから写真がどんどん送られてきて、火星の風景を目にする機会も増えるかと思います。
その景色とともに砂嵐の音やその中の人の声も想像してみると、より一層宇宙を楽しめるのではないでしょうか。
The sounds of Mars and Venus are revealed for the first time (Southampton 大学のページ)
[Audio Gallery: What Other Planets Might Sound Like](http://www.wired.com/wiredscience/2012/04/sounds-other-worlds/)(リンク切れ)