「季節の音」

大人になって普段の生活では、職場と家との間の通勤や都会の街並みを歩いていてもめっきり季節の音が感じられなくなったのは気のせいでしょうか?
視覚(息の白さ)や体感(寒さ)でのみ感じているような気がします。

私の子どものころ、冬といえば「雪の降る夜の静けさ」や「朝の霜柱ができた土の上をあるく音」、「雪の上を歩く音」などいろいろあったように思えます。

子どものころに習った「雪やこんこ霰(あられ)やこんこ…」は今の都会の子どもたちは習っているのでしょうか?
(今度、子どもに聞いてみよう! ちなみに、こんこはこんこんで無いらしい)
実際に冬の音というものを感じることなく、音楽として学んでいたら可哀想な気がしました。

ついこの前の大晦日の”ゆく年くる年”を見ていて雪が降る中をお参りに行く人たちの姿を見ていていいなぁと感じてしまいました。(私の場合、家を出ても普段と変わらぬ寒さだけの世界がありました…)

雪よ降ってくれと願うのは私だけでしょうか?

(樫)