友人と飲んでいて、デザートに出されたメロンを食べながら話題に上がった話です。
話の内容は、駅前でワゴンにたくさんのメロンを乗せて販売している光景を良く見かけるけど、ああいう所で売っているメロンってどうなの?というようなものでした。友人によると、看板はかなり安く書いてあるが、あれは客を集めるための広告であり、実際、その安い値段で買えるのは、スーパーでも見かけない極小サイズだそうで、普通のサイズは、かなりの高価な値段になっているそうです。また、試食をさせてくれて、それがとてもおいしくても、実際、売るメロンはそこまで熟していないことも多いそうです。
友人の話を聞きながら、ふと、テレビでやっていた「おいしいメロンやスイカを切らずに判断する方法」を思い出しました。その方法とは。。。そう、「叩く」のである。「叩いたときの音の響き」で判断するのです。
メロンとスイカでは少し異なり、次の通りらしい。
高く硬い感じの音 :まだ若い(メロン、スイカ共通)
低く鈍い音 :メロンは食べごろ、スイカは熟し過ぎ
高くも低くもない音:メロンはまだまだ、スイカは食べごろ
判断の表現としては、とてもあいまいですが、農家や業者の方は、経験上このように表現しているようです。
かなり経験が必要で難しそうなので、音で判断できるなら経験や感覚的ではなく「音の成分を解析して数値として判断できるのでは?」という話になり、少し調べてみました。
1.三重県科学技術振興センター農業研究部「携帯型打音計および近赤外分光法による. メロンの熟度・糖度の非破壊測定(http://www.mate.pref.mie.jp/marc/TOPICS/EVENT/H11forum/DAONNKEI.HTM)(リンク切れ)」
2.関東東海農業「メロン果肉硬度の非破壊測定(http://www.affrc.go.jp/seika/data_kan-tou/h10/narc98K919.html)(リンク切れ)」
3.静岡県農林技術研究所「メロン果実の熟度判定装置(http://www.agri-exp.pref.shizuoka.jp/asuwohiraku/asu2-4.html)(リンク切れ)」
1個30,000円もするメロンが存在するご時世だけあって、しっかり研究もされているんだなぁと、すこし感動を覚えました。
なお、スーパーに並ぶメロンやスイカは、すでに、この判断工程を終えて来ているので、よっぽど外れを見つけない限りは、叩いても差を確認することは難しいらしいです。