先日、秋田に行く機会がありました。8月もお盆を過ぎた後でしたが、まだまだそれなりに暑く、最高気温も30℃を超えて、秋田も暑いんだなと、当たり前のことに気がついた。勝手な思い込みで、「東北は寒いところ」としかイメージしていない自分の馬鹿さ加減にも、あきれて苦笑いです。
ところで、暑い秋田でしたが、なぜか「夏らしさ」を感じなかった部分がありました。それは、市内では、全く「セミ」の鳴き声が聞こえなかったのです。東京ですと、都会の真ん中でも、「ジージー」、「ミンミン」と、それはもううるさく鳴いています。
この「セミの鳴き声」が無いと、私にとっては、本当の暑い夏という風景にぴったりと納まらないのです。これが秋田で「夏らしさ」を感じなかった理由です。私にとって、夏の定番な音は「セミ」なのです。みなさんにとっても、こんな時には、こんな音が定番というものがありますよね。
たとえば、こんな音。(ビールの栓を抜く音)(3秒)
ちなみに、秋田出身の人に尋ねたところ、ちゃんと秋田市内でも「セミ」は、うるさく鳴いているそうです。ただ、東京に比べて早めに「セミ」の鳴く時期が、終わってしまうのだそうです。それから、クマゼミの北限は、昔は神奈川県(箱根あたり)とのこと、最近は地球の温暖化で、関東地区にも進出しているとか。
(鈴)