以下の2つの声を聴いてみてください。
1.「ありがとうございました。」
2.「ありがとうございました。」
文字で書けば同じ文であっても、しゃべり方によって印象が全く違ってしまいます。このような違いを伝える情報をパラ言語情報といいます。パラ言語情報は、音声で情報を伝える場合に発話者の真意を表現する重要な役割を担っています。声の高さの変化、音量、スピード、声質などプロソディと呼ばれる音声の成分で伝えられます。
メールや伝言メモなど文字だけのコミュニケーションではパラ言語情報が伝わらないため、真意が伝わらず思わぬ誤解を招くことがあります。メールを書く方は当然ですが、受け取る方にも配慮が必要だと思われます。
携帯メールでは、パラ言語情報を伝えるために絵文字が発達したのだと考えられます。
(太)