関西弁と関東弁

あるスーパーでの一幕。「カッター、どこに置いてますか?」と、店員さんに尋ねたら、ご親切に「文房具コーナー」に案内してくれました。「あぁ、ありがとう」とお礼をいい、自分で「紳士服コーナー」を探して「カッターシャツ」を無事に購入。(そう言えば、関東では「Yシャツ」というのだとあらためて痛感。。。)
関東と関西では、イントネーションもさることながら、日常使用している言葉の意味の違いの「壁」もあり、なかなか関西人が標準語の文化に溶け込むのは大変なことなのかも知れません。テレビのニュースでは、小さい頃から標準語を耳にしているので、何を言われているかの解釈は問題ないのですが、いざ、話すとなると、日常使っている「関西弁」が思わずポロっと出てしまうこともしばしばです。

ビジネスの世界では「契約」行為が基本ですが、「そこにハンコもらえますか」と言われたなら、その人はきっと関西人に間違いありません。「印鑑を押してもらえますか」と言うと、確かにしっくりいくわけですが、あれこれ交渉した後の「契約」も、最後の「ハンコもらえますか」と言う言葉が、相手への親しみを生みだし、「ホッ」とした安堵の気持ちにしてくれるように思います。関西弁は、そんな「温い(ぬくい)言葉」なのでしょう。

(松)