飛行機に乗ると、耳が痛くなることがあります。
飛行機が上昇・下降するときに、機内の気圧が変化します。
鼓膜奥の中耳内の空気が膨張・圧縮し、中耳に負荷がかかるため、痛みが出ます。
これを「航空性中耳炎」というそうです。私も経験したことがあります。
対処としては、飴をなめてつばを飲み込む、口を閉じ鼻をつまんで息を吐くなどして、耳抜きをすることです。
先日、飛行機に乗る機会がありました。
私の席の周りには3人の赤ちゃんがいました。
飛行機が上昇してしばらくすると、1人の赤ちゃんが泣き出しました。
すると、他の2人も続いて泣き出しました。
しばらくすると泣き止みましたが、飛行機が安定した後も、3人とも泣いたり止んだりを繰り返していました。
赤ちゃんは耳が痛くても自分で耳抜きできず、言葉も話せないため、泣くことしかできません。
しかし、別の泣く理由として、「他の赤ちゃんが泣いているから自分も泣く」というのが考えられます。
それは、悲しみを共有しているのか、痛いときに泣くことを真似しているのか、他の赤ちゃんに負けないように自分をアピールしているのかはわかりません。
いずれにしても、赤ちゃんにとって泣くことが重要なコミュニケーション手段であることを再認識させられました。
(祥)