「見える音」

地球上で一番、面白い生物は人間だと思いますが、そんな人間が起こす悲喜こもごもの事件が数多く掲載されている新聞の社会面やニュースを見るのが好きです。

特に真面目な新聞の隅の方にどう考えても笑えるけど、それを至極真面目に伝えている記事は特に最高です。

ただ、最近では百年に一度の事態で笑えない記事、ニュースの方が多く身につまされます。

”窯元より、もくもくと立ち昇るその煙は・・・”
”キラキラと光る街並みが・・・”

上記は最近見聞きした新聞見出しや記事内の表現ですが擬態語(ものの様子、状態を音によって感覚的に表現)を使っていることで、使わない場合よりより一層、臨場感が掻き立てられます。

音、音声は普段目に見えないものですが、字句で表現することで、より臨場感が伝わってきます。

普段は気にも留めずに流してしまいがちですが相手に情報を伝えるというコミュニケーションの基本なのですね。

百年に一度の事態は来年、2009年も続くそうです。
来年こそいい音を見て・聞いて締めくくりたいですね。

 

(信)