めっきり秋です。
朝晩は急に冷え込み、コートが必要な時期になってきました。
私などは「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」で食欲で秋を感じるわけですが、古人は「音」で秋を実感じたようです。
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
~藤原敏行 古今集~」
「夕月夜(ゆふづくよ)心もしのに白露の置くこの庭に こほろぎ鳴くも
~湯原王(ゆはらのおおきみ) 万葉集~」
教科書でみたことありますねぇ。
また(佐)さんの「虫の声」で掲載されていた
「あれ 松蟲が鳴いてゐる
ちんちろちんちろ ちんちろりん・・・」
も、そうですね。
ちなみに「虫の声」は、欧米では単なる騒音として受けとられ、日本人のように楽しむことはないとのこと。これは西洋人が「言語系」を左脳で「言語系以外のすべての音(虫の音を含む)」を右脳で区別してとらえるのと異なり、日本人は「言語系」も「虫の音」も左脳で判断するからとのことです。
最後に忙しくて、虫の声をゆっくり聞くことのできない皆さんにこんなページをご紹介します。マニアックです。
■虫の音WORLD
(一)