先日、家の中で携帯電話を紛失しました。
携帯に電話をかけて、着信音で探せばすぐに分かるだろうと思っていたのですが、これが意外と分からない。
何だかんだで30分近く探してしまいました。。
(そもそもちゃんと掃除をしておくべきだ、という批判は受け付けません)
そこで、そもそも音の方向がなぜ分かるのかを調べてみました。
基本的は、右耳と左耳で聴く音の時間差と強弱差で判断しているそうです。
右側から音がする場合、まず右耳に音が届きます。
左耳には右耳よりも遅いタイミングで音が届き、かつ頭の陰側となるために弱い音となります。
この時間差と音の強さをもとに大脳が方向を判定しているのです。
この仕組みを応用し、人間の頭の模型を作って、右耳、左耳の位置にそれぞれマイクを差して録音することで、臨場感の高い音を録音する方式があります。(バイノーラル録音)
車の通過音(17秒)
バイクの通過音(14秒)
*ヘッドホンでお楽しみください
ちなみに人間の脳は、右耳と左耳で聴く音の時間差と強弱差以外にも、視覚からの情報や、頭を回転させることによる信号の変化等も組み合わせることで総合的に音の方角や距離を判断しているんだそうです。
いやあ、人間って想像以上に高度なことを無意識にやってるんですね。
(橋)