テレビ等で、自分が今まで実際に聴いた事が無い音声が流れると、「本当にこんな音が鳴るのか?」と思うことがしばしばあります。例えば、墓地のシーンで流れる「ヒュードロドロドロ」という音。これは、「幽霊が現れる音」として使われることが多いですが、実際に幽霊が現れた時、こんな音が鳴ったことがあったのでしょうか。いや、ありません。この音は江戸時代から歌舞伎で使われた「擬音」です。この音を鳴らす専用の楽器があり、名前も「ドロドロ」と言うそうですがまさしく誰が聴いても「恐い」と感じさせる音です。作った人がどうして思いついたかはわかりませんがきっと凡人離れした「感性」を持っていたのでしょう。
「ヒュードロドロ」の音
人間の声に関しても同じように、普通に喋っていても「恐い」印象を与える人や「優しい」印象を与える人もいます。弊社ではこういった「声」から受ける「感性」の数値化を試みています。声の「感性」が数値化できれば、それを生かせる場面がわかり、直す方法を知る大きなヒントとなります。
全ての人間の声がもっと生かせる世界を目指して。。。
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