音楽と動きの融合「リトミック」

「リトミック」はスイスの作曲家によって提唱された音楽と動きを融合した音楽教育の考え方です。身体で音を感じて心と体の調和を促す目的もあり、日本では子供の幼児教育の一環として有名かもしれません。私も娘が生後6ヶ月から2年ほど教室に通い、ピアノの音に合わせて名前を呼ばれ返事をするところから始まり2歳をすぎたころには音階を身体全体で表現し、楽器を使いリズムをとったりしました。

娘は今も音楽が大変好きですが、その表現力には驚かされます。ポップミュージックが流れると左右に身体をゆらして踊り、ハワイアンは胸に手をあて目を閉じてゆったりと手を動かす。映像をほとんど見せたこともないのに、ラップのときは少し腰をおとして前後に動いたり、ハードロックを聞くと髪を乱して頭をふる。クラシックは・・・寝る(ここは母譲り)。

「リトミックの成果ね」などという人もいますが、教室にいった子もいかなかった子も音楽が流れると子供は皆同じように表現する。本来生まれつきもっているもので大人は恥ずかしがっているだけなのかもしれません。

(晶)