朝顔の季節

毎週木曜19:00からTBS系列で放送されている「プレバト!!」という番組を時々観ています。芸能人が俳句・生け花・料理・書道・水彩画などに挑戦し、その道の専門家がセンスのあり・なしを判定するバラエティ番組です。私は俳句のコーナーに登場する夏井いつき先生の添削を楽しみに観ています。情景を想像させるのがよい俳句だそうですが、そうするために元の句をどう直したらよいか、とても的確にわかりやすく教えてくれます。インテリ風の芸能人が優れた俳句を詠むとは限らず、意外な芸能人が名人になっているのも面白いところです。

番組を観ていると、全体が17音であれば「5・7・5」以外の場所で切れてもよいことがわかったり、季語が表す季節が思っていたのと違ったりと、毎回何かしら発見があります。8月17日の放送では「京都と朝顔」がお題でした。朝顔は夏の季語だとばかり思っていましたが、秋の季語なんだとか。季語は旧暦の二十四節気をベースに決められているので、現代の感覚とはどうしてもずれが出るのです。私は5月末から朝顔を育てていたのですが、種まきから約1か月半で咲くと聞いたのに7月を過ぎても咲かず、どうしたものがと心配していました。実際に咲いたのは8月末。二十四節気では秋に該当します。植物は正しく季節を知っているのですね。

(幸)