概要
「遠隔音響監視システム」は、遠隔地の機器・施設の音響監視を行うためのIoTシステムです。今までは点検員がその場所に巡回点検に行き、機器・施設の稼働音をその場でチェックしていましたが、「遠隔音響監視システム」では、離れたセンターから遠隔地の音をいつでも、どこからでも聴取できる環境を提供します。
また、異音検知機能により、いつもと違う音が発生した場合には、音響AIにより、自動検知・アラートの自動発報の機能も提供します。
今後の労働人口の減少、現場ベテランの退職による影響に対して、リモートでの音響点検のソリューションをご提案します。
利用イメージ
専用の音響収録用のエッジ機器を、遠隔地にある対象の機器・施設に設置し、ネットワークを通して音響データをアップロードします。Animo Cloud Wave Analyzer(クラウドシステム)上にアップロードされた音響データを聴取します。
また、AI音響振動診断により、いつも違う音が発生すると自動検知し、お客様のシステムに発報・通知します。

特長
- 遠隔地にある現場の「音」を常時監視。現地の音の実聴取も可能
遠隔地にある、高所にある、地下にある、海上にあるといった点検員が容易に行けない場所・状況の音響の点検を遠隔から安全に、いつでも、どこからでも、誰でも音が聞ける仕組みを提供。点検員(人)が音を聞いて、状況を判断する基本的な仕組みを提供 - 異常をいち早く検知(アノマリー検知)。音響AI×ベテランの耳で異常判定
音響振動診断により、いつも違う音が発生すると自動検知する仕組みを提供。点検員(人)が24時間常時監視する必要が無く、通常のモニタリングは音響AIに任せ、重大インシデント発生時にはベテランの耳で判定ができます。 - 専用音響収録用のエッジ機器+Animo Cloud Wave Analyzer(クラウドシステム)
音響録音・送信アプリを組み込んだ専用のエッジ機器とクラウドシステムにより、すぐにシステムのご利用が可能です。まずお試し頂き、遠隔音響監視の有用性をお確かめ下さい。
想定利用シーン
- 化学プラント内の防爆エリアの機器の遠隔点検
- 大規模ビル・商業施設の空調・熱交換器・上下水道の遠隔設備監視
- 水力発電設備、陸上・洋上の風力発電設備(ブレード及びナセル)の遠隔常時監視

価格についてはお問い合わせください。
※1. AI音響振動診断機能は、Animo Cloud Wave Analyzer(クラウドシステム)、またはエッジ機器のどちらかで実行させることができます。エッジ機器で実行する場合には予め性能の高いエッジ機器を推奨します。
※2. Animo Cloud Wave Analyzer(クラウドシステム)は、弊社が提供するパブリッククラウドでの試用後に、お客様のご指定するプライベート環境に移行致します。