宝石言葉

先日、所用で熊本に行っていました。今年の冬はとても寒く、関東では45年振りの大雪(25cm)を含めて、2月に2回も降りました。寒かったですね…
そんな中、熊本市内の街路樹の下には、パンジーに混じって白い花の日本水仙(すいせん)が、元気よく満開でした。関東の街中では水仙を見る機会があまり無く、新鮮でした。まだまだ寒い冬であっても、こうやって春が来るんだと。

ところで、水仙の「花言葉」はご存じの通り、「うぬぼれ」「自己愛」「エゴイズム」です。白水仙の英語名は、Narcissus(ナルシサス)。ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスの話から、「ナルシスト」という言葉が生まれるほどの自己愛なんだそうです。
花と同じように、宝石にも「宝石言葉」と言うものがあります。ナルシスト・自己愛で調べてみると、「イエロースピネル(尖晶石)」の言葉だそうです。

花や宝石に意味を持たせるのは、人に送るプレゼントに言外のメッセージを込めたいという気持ち、言葉なのでしょう。「声に出さない声」を昔から伝えるやり方だったのでしょうね。

(鈴)