3月も半ばとなり、スギ花粉の飛散も今や本番。多くの方がクシャミや鼻水、鼻づまりなど花粉症の不快な症状に悩まされているのではないでしょうか。かくいう私も数日前に突然それらしき症状があらわれ、発症の気配におびえているところです。
さて、この花粉症対策として薬の服用は別にして、モーツァルトの音楽が効くという話を聞きました。以前からの研究において、音楽には花粉症の症状を和らげる効果があるという報告がされているようですが、中でも、特にモーツァルトの楽曲に含まれている高周波音が副交感神経を刺激して花粉症の症状を緩和したり、出にくくする働きがあるということのようです。音楽による癒し、ヒーリング効果の一つでしょうか。
好きな音楽を聴いてリラックスしたり、波の音や小川のせせらぎを聞いて心を落ち着けたり、音が心理的に心を癒す力をもつことはよく知られています。また胎教のように妊娠中に快い音を聴くことは、赤ちゃんの感性に大きな影響を及ぼすと言われています。
また、ここ数年では、適度な雑音(ノイズ)が逆に集中力を高めたり精神を落ち着かせたりする効果があるともいわれ、仕事中のBGMとして、「カフェの雑音」や「雨+雷音」、「飛行機のエンジン音」など様々な雑音も選択できる時代だそうです。作業効率のアップに、音楽ではなく雑音とは、つくづく多様化の世の中だと感じます。
(模)