最近、通話録音のシステムを構築する際に、平気で「テラ」の単位のハードディスクが出てきます。そういう目で見てみると最近の電化製品のパンフレットにも、結構大きな桁の単位が使われています。キロ(Kilo:10の3乗)、メガ(Mega:10の6乗)、ギガ(Giga:10の9乗)、テラ(Tera:10の12乗)までは、最近電気屋さんに行っても、普通にお客さんと店員さんが使っているのをよく耳にします。携帯の通信速度がWiFiにすれば云十メガになるとか、このブルーレイレコーダには1テラのハードディスクが入ってますとか、きっと感覚的に大きいと感じて話しているでしょう。
ところで、今、世界最高速(2位じゃなく、本当に1位の)富士通のスーパーコンピュータ「京」は、もちろん日本語の桁の単位で、「兆」の1,000倍の10の16乗。テラ(Tera:10の12乗)でも間に合わないです。次に出てくるのは、ペタ(Peta:10の15乗)だそうですので、10ペタ(1京)という数の大きさが、現実の世の中に出てきたということですね。
調べてみると、更にそれより大きい単位は、エクサ(Exa:10の18乗)、ゼタ(Zeta:10の21乗)、ヨタ(Tera:10の24乗)までは、決まっているそうです。
決めているのは、国際度量衡局で、SI単位系を全て決めている機関。ちなみにテラまでは1960年に決まり、ペタは1975年、エクサ以降は1991年に決められたとのこと。結構つい最近決めたのですね。今はヨタまでしか決まっていませんが、その次の大きさが必要になるのはいつ頃のことでしょう。
楽しみです。
(独)産業技術総合研究所から、「国際単位系(SI)は世界共通のルールです」パンフレットが出ていました。
(鈴)