小さい頃、電車で通りかかった駅の名前が「おおおかやま」とあって驚いた記憶があります。「お」が3つも並んでる!車内アナウンスで、うまく強弱をつけて発音しているのを聞いて、自分でも口ずさんでみたものです。おおおかやまは都内ですが、横浜には「かみおおおか」もあります。テレビでは「おおおかえちぜん」も登場していました。母音発声の割合が多い日本語らしいとはいえ、さすがに3つも並ぶとなかなかなじまないものです。
なじまない発音といえば、地図帳でアフリカを眺めたときに目に入ってくる「ンジャメナ」という地名にもびっくりしたものです。日本語では考えられない「ん」から始まる発音で、世界にいろいろな人がいて言葉があることを実感したことのひとつでもありました。これならしりとりの負けも成立しないはずなのに。電車の車掌もそうですが、アナウンサーなどはこうした言葉をいつでもきちんと言えるように、「すもももももももものうち」などの発声練習が必要なわけですね。
どうでもいいことですが、携帯メールでおおおかやまやかみおおおかを入力するのはちょっと骨が折れます。すももも~になるともう絶望的。そんなこと、携帯で連絡しないか。
(栽)