「音職人」

少し古い邦画なのですが、『ラヂオの時間』の中で、藤村俊二さん扮する“元音効さん”が大活躍するシーンがあります。

今は引退してラジオ局の警備員をしている藤村さんがかり出され、アナログな効果音を見事に作り出していくのですが、コンピュータになど一切頼らず、あそこまでリアルな音が出るとは・・・。実際にラジオで聞いたら、藤村さんの存在に気が付かないかもしれません。

一昔前はこういった「音職人」たちが、生で効果音を作っていたそうです。インターネットで検索してみると、こんなのが引っかかりました。

「アナログ効果音「音職人」の技を盗め!」

どんな世界でも“職人の技”は、何者をも黙らせてしまうパワーと美しさがありそれゆえ信頼され、いつまでも人の心を打ち、愛され続けるのだと思います。

(雄)