ネイチャー番組を見ていたところ、フクロウは夜行性のため視力より聴力が発達していることを知りました。
フクロウの顔には他の鳥とは大きく異なる特徴があります。
正面からよく見るとハート形をしていて、目の周りの平らな部分は「顔盤」といい、硬い毛が密集して集音機能にすぐれいています。パラボラアンテナが2枚ついているようなもので、獲物がたてる小さな音も聞き逃しません。
また、人の耳の穴は左右の高さが同じですが、フクロウの耳の穴の高さは左右で違います。
これにより、音源位置が上下左右のどこにあるのか立体的に聞こえて正確に把握し、暗闇の中でも獲物を捕まえることができるのです。
では、ミミズクの耳のように見えるものは一体なんだろうと思い調べたところ、あれは単なる毛で、耳ではありませんでした。
耳のように見えるのは羽角と呼ばれる飾り羽で、機能は今のところよくわかっていないようです。葉っぱに
擬態するためだとか、音をよく聴きとれるようにという説もあります。
ミミズクのミミは耳ではないとは…。
自然は知らないことだらけでとても面白いです。
(蔦)