4月21日・22日に行われた「野毛大道芸」を観てきました。大道芸はほかの街やショッピングセンターでも観ることができますが、街のあちこちにステージが設置され、一度に多くの芸人さんを観られる「野毛大道芸」は、やはり一味違うと思います。今年は40組の芸人さんが出演し、パフォーマンスを披露してくれました。
大道芸では、アクロバット、ジャグリング、パントマイム、その他いろいろな芸がありますが、あっと驚く芸や危険な芸が披露されるステージが人気かというと、それがそうでもありません。どんな芸をやっているかよく見えなくても、人だかりが人だかりを呼ぶ構図になっています。
芸人さんは投げ銭が収入源。「となりのステージに負けないよう盛り上がっていきましょう。声を出す練習をしますよ~!」と言ったり、お客さんを半分に分け、盛り上がりの大きい方の前で芸をしてもう一方も盛り上がるようにあおったりして、上手く盛り上がりを演出しています。観ているお客さんの歓声、どよめき、拍手につられて、ほかのお客さんが集まってくる仕掛けです。
私は毎年のように野毛大道芸を観ていますが、完成された芸をクールに披露する芸人さんよりも、盛り上げ方が上手で、失敗もユーモアで笑いに変えながらやってくれる芸人さんのほうが好きで、応援したくなります。今回初めて観た「idio2(イディオッツ)」という2人組の芸人さんは、お客さんも巻き込みながらのユーモア溢れるパフォーマンスで、とても楽しめました(もちろん、芸の方もとても上手です)。
お近くの方は次回「野毛大道芸」をご覧になってみてはいかがでしょうか。
(幸)