ピンク・フロイド・テッポウエビ

パナマの太平洋に面した島で新種のエビが発見され、「ピンク・フロイド・テッポウエビ(synalpheus pinkfloydi)」と命名されました。
発見、命名したのはイギリスのオックスフォード大学の研究チーム。イギリスのロックバンド「ピンク・フロイド」の大ファンで、新種のピンクのエビを見つけたらピンク・フロイドにちなんだ名前にしようと以前から決めていたそうです。
このエビの姿は、片方の大きなハサミが実に鮮やかで美しい赤に近いピンク色をしており、名前もなかなかしっくりきます。

[BBCのツイッターの画像](https://twitter.com/BBCEngland/status/852071313254612992)(リンク切れ)

テッポウエビは大きなハサミを開いてすばやく閉じることで「バチン!」と大きな音を鳴らします。水中で衝撃波の泡が出て、獲物をノックアウト。テッポウエビと言われる所以です。威嚇の時にも鳴らします。瞬間的には210デシベルにも達することがあるといい、5センチほどの体から発せられるとは信じがたいほど大きな数字です。自然は驚きに満ちていますね。

ピンク・フロイド・テッポウエビがこの美しいハサミを鳴らす動画をそのうち見られるだろうかと楽しみです。

(津)