11月の酉の日に各地の「おおとり神社」で行われる、酉の市。
おおとり神社は商売繁盛・開運の神様を祀っており、縁起物の熊手を買いに来る人たちで賑わいます。今年は11日が「一の酉」、23日が「二の酉」。年によっては三の酉まであります。
コートが必要となった寒い11月の夜、酉の市を見て、ああそろそろ年の瀬が近いんだと実感がわき始めます。
神社へのお参りの列に並ぶと、その横にたくさんの夜店。その明かりに照らされた人々のお喋りや、神社のお囃子、そして熊手商の呼び込みの声などが響きあって渾然となり、とても心地よく感じられます。非日常的なひとときです。
酉の市のメインである熊手には様々なデザインがあり、見て回るのも楽しみのひとつ。
そこそこ値段のはるものを買うと、手渡された後、熊手屋さんがお決まりの手締めを披露してくれます。
威勢の良い大きな声で「家内安全、商売繁盛!」そして賑やかな手締め(手拍子)となります。華やかで心躍る瞬間で、寒さも吹き飛びます。
手締めとお囃子の音声
(津)