「大きな音を聞いたらその方向を見る」、「不快な音を聞いたら体がゾクゾクする」など、人間は音に対して様々な反応をします。
赤ちゃんもそれは一緒なのですが、特に生まれたばかりの赤ちゃんのみが見せる反応があります。
首がすわるころまでの赤ちゃんは、大きな音を聞いて驚くと、両手をバッとあげるようなしぐさをします。
これは「モロー反射」と呼ばれる反射で、人間の原始反応のひとつです。
産まれたばかりの赤ちゃんは弱いので、危険を感じると誰かに抱き着いて守ってもらおうとするためにある反応、と言われているようです。大きな音以外にも、急に体を落とされても出るようです。
下の動画では、この方法でモロー反射を確認しています。
モロー反射
私の子供も、カーテンをシャッと引く音に驚いてよくモロー反射をしていましたが、首がすわるころにはなくなっていました。
赤ちゃんは高い音に敏感なようで、低い音については大きい音でも驚きませんが、カーテンの音のような高い音は少しの音でもかなり反応します。
産まれて数か月までの赤ちゃんを見ることがあれば、モロー反射を観察すると面白いかもしれません。
しかし、モロー反射がでるときには赤ちゃんは怖がっているようなので、あまり遊びすぎないようにしましょう。
(翔)