先日、高齢化社会に向けた新信号機の話題がニュースになりました。
これまでは成人の歩く速さ(1秒間に1メートル)を基準に信号の変わる時間が設定されていたそうです。
新信号機では歩道の上に設置された画像感知器を使って、歩道を渡っている人を感知し青信号の時間を最大18秒まで延長して渡りきれるようにするというもので「歩行者用感応式信号」と呼ぶそうです。
もう一つ大きな特長なのが、青信号の点滅と赤信号で横断歩道を渡ろうとする人を感知すると女性の声で「信号が変わるよ。渡らないでね」や「危ない。信号は赤です。渡らないでください」などと音声で警告するようになるとのことです。
今は渡る時に「ピッポ、ピッポ・・・」「青になりました」という渡ることを促す音声を流す信号もたまにありますが、今度は警告でも音声が使われることになります。
私も何度か横断歩道を渡りきれないお爺ちゃんやお婆ちゃんを見たことがあるので非常に良い取組だと思うのですが、高齢者の方は耳が遠く小さい音は聞き取りづらかったりすると思うので、雑音の中で高齢者が聞き取りやすく伝えることがより求められるのかもしれませんね。
試験的な設置で浅草橋一丁目交差点と靖国神社前交差点の2カ所に設置され今後は都内10ヵ所に設置されるようです。近くに行った時に少し歩行者を観察しその効果を実際に見てみたいと思います。
(和)