暑い日が続きますね。毎日、涼しい部屋にこもり、食事も冷やしたものをとるなど、つい不摂生になりがちです。
会社の近所に氷屋が一軒あります。かつてはよく見かける存在で、実家の近所にもありました。専用のノコギリで氷を切る「シャッシャッ」という音が今となっては懐かしく、思い出すだけで涼しい気持ちになってきます。
氷の音といえば、カキ氷を削る音もあります。自宅用なんていうものもありますが、私には夏祭りなどの屋台に独特の雰囲気を感じます。周りの雰囲気や音が一体となって、いわば儀式としてすり込まれているようです。盆踊りの音楽、人ごみ、浴衣にうちわ、そして氷を次々に削る音。こうした一連が子供心に期待をふくらませる演出になっていたのだと感じます。
氷屋さんもカキ氷の機械も、いつまでも頑張ってほしいと心の中でそっと応援したくなります。
(栽)