この時期になると思い出すのが、東海道新幹線のテレビCM「クリスマスエクスプレス」。遠距離恋愛の恋人同士が新幹線でクリスマスに会うストーリー。そこで使われた曲が山下達郎のクリスマスイブ「♪きっと君は来ない、ひときりのクリスマスイブ♪」。待ち人になかなか会えない、約束の時間に間に合わないというストーリー。大変人気がありました。
なぜこのCMがなくなったのか、JR東海の広報部に聞いてみました。
「国鉄から民営化し、新しい会社としてスタートした企業イメージの向上を図るために、キャンペーンとして展開。その後、一定の目的を達成したと考え、キャンペーンを終了。再開の予定はなし。」
との回答。この優れもののCM、ぜひ再開してほしい人も多いと思います。
再開できない背景に、携帯電話の普及があるのでは?携帯電話のためにクリスマスイブの歌詞にあるような待ち人が来るか来ないか分からないという不安な状況がなくなってしまいました。
携帯電話は確かに便利ですが、必ずしも良いことばかりではないようです。
(太)