先日の横浜は激しい雷雨でした。
雷が光ってから音が聞こえるまでの時間で距離を測る方法は有名かと思います。
そもそもなぜ雷から音が鳴るのでしょうか。
雷は秒速150kmのスピードで空気中を移動し、空気中の分子を押しのける際に3万℃の摩擦熱が発生します。
熱により空気が膨張することで超音速の衝撃波が生じます。
(落雷地点付近に人がいる場合、例え感電しなくても衝撃波で吹き飛ばされてしまいます。)
少し離れた場所では衝撃波が減衰して音波として観測されるのです。
音波は周波数が高いほど減衰しやすい性質があり、近い場所ではバリバリ、遠い場所ではゴロゴロという風に聞こえます。
また雷はジグザグ進んだり枝分かれしたりするため、音が到達するまでに時間差が生じます。
そのため強弱のついた音が長く響いて聞こえます。
(祥)