先日からNHKで、ニッカウヰスキーの創業者夫妻をモデルにした朝の連続ドラマが始まりました。
この歴史的仮名遣いの「ヰ」の字を見て、高校の時に国語の先生が、かつては「イ」と「ヰ」は区別して発音されていたという話をしていたのを思い出しました。
調べてみると、奈良時代には、ヰは/wi/、イは/i/ と発音されて区別されていたそうです。(Wikipediaの情報)
英語の発音は[hwiski | wis-]ですので、「ウヰスキー」のほうが英語の発音に近い表記になっていると言えそうです。
ニッカが創業した時代には、既にイとヰの発音は/i/になっていますので、当時の人は「ウヰスキー」でも「ウイスキー」でも同じように発音したはずです。奈良時代の人のほうが、英語の発音は習得しやすかったのかもしれません。
(光)