ときどき、美術館に足を運びます。
展示によっては、音声ガイドというものが用意されていることがあります。携帯型プレーヤー機器にヘッドホンがついており、作品番号を押すと詳しい解説が流れます。
音声を担当するのは、アナウンサー、声優、俳優など。それぞれの個性が表れて面白く、美術展の楽しみの1つとなっています。
私が一番好きな音声ガイドは、元NHKアナウンサーの加賀美幸子さんによるものです。ベテランの大御所ですね。
加賀美さんの声は、低く堂々としながら、柔らかくたおやかで情緒的。豊かな表現力で伝えてくれます。
特に、古典的な美術展にとても合う声だと思います。
私はその声に包まれて展示を見ていると、作品世界に惹き込まれて没頭していき、日常から離れたひとときを過ごせます。
皆さんも美術館に行かれる際は、音声ガイドがあるか是非チェックしてみてください。
(津)