9月に入り暑さも和らいできたように感じます。
つい先日までは、セミの鳴く声が日差しをさらに熱く感じさせていたのが懐かしく、セミ→コオロギ・鈴虫・キリギリスと、虫の鳴く声で季節が変わるのが分かります。
朝晩は活動音が少なく、秋虫の鳴く声が良く響き渡り、心地よいものです。
鈴虫の鳴く声は、鑑賞用としても昔から人気があり、人を落ち着かせる響きです。
しかし、人の耳ではよく聞こえる鳴き声も、実は電話では伝えることができません。
個人差はありますが、人は20~20,000Hz程度の周波数帯域が可聴域と言われています。
鈴虫の鳴く声は、4,000Hz
コオロギの鳴く声は、5,000Hz
キリギリスの鳴く声は、9,500Hz
電話の周波数帯域は、300~3,400Hzとなっているため、電話では相手に心地よい鳴き声を伝えられないのです。
これはセミも同じことなのです。
この心地よい季節の変わる鳴き声は、直接聴くのが一番よいようです。
(直)