寄席

先日、寄席に行ってきました。皆さんは落語を生で聞いたことはありますか?

私は2回目で、初めての時は小学生の頃に父親に連れられ、今は圓楽さん(当時、楽太郎さん)の寄席が初めてでした。
記憶にあるのは、テレビに出ている人が目の前で話しているという程度で、中身は、正直覚えていませんが周りの大人が笑っていたのを思い出します。

今回、寄席を見に行ったきっかけは、後輩の女の子が5年間の修行の末「二つ目」に昇進し、そのお披露目&お祝いの寄席を開くということで行ってきました。
ちなみに、東京の落語家の序列は「前座見習い」「前座」「二つ目」「真打ち」とわかれており、「二つ目」は一人前の落語家として認められた場合になれるものです。

実際の寄席ですが、知り合いが高座で話を披露する姿を見て、自分ではないのに緊張したり、周りの反応を気にしたりと落ち着きませんでしたが、次第にプロである彼女の巧みな話に聞き入っている自分がいました。

少ない小道具で様々な人物を表現し、その風景を人に想像させる。
その堂々とした話し方、そしてタイミングよく笑いを誘う後輩を見て、伝統芸能の奥深さを感じるとともに、厳しい世界に身を投じた彼女を誇りに感じました。

今後も彼女の応援をしていくとともに、歌舞伎含め日本の伝統芸能を感じる機会を増やし、感性の幅を広げていきたいと感じました。

(和)