ゴールデンウィークは好天に恵まれ、またその後も気温も上がり、初夏を思わせる日が多くなってきました。
先日、何気なくテレビを見ていましたら、新茶の摘み取りイベントのニュースをやっていたのですが、そのときに、「夏も近づく八十八夜」で始まるわらべ歌が「茶摘(ちゃつみ)」という曲名であることを知りました。
「八十八夜」というのは、季節の変わり目を表す「雑節」の一つで、立春から数えて88日目のことで、通常は5月2日がそれに当たり、この日に摘んだ新茶は、昔から長寿の縁起物として重宝されてきたそうです。
この歌、出だしの歌詞とメロディしか記憶になく、また、単なる手遊び歌としか認識していませんでしたが、実際の季節や暦を歌ったものであったことに驚きました。
また、農作業において、「八十八夜の忘れ霜」という言葉があり、この時期の気温の急落による遅霜への注意喚起の意味があるそうで、農作物と暦の関係は、意外と理にかなっているものですね。
「茶摘」(明治45年 文部省唱歌 作者不詳)
夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
「あれに見えるは茶摘みぢやないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠」
chatsumi.mp3(40秒)
(※株式会社アニモの音声合成 FineSpeech Ver.2で歌わせたものです)
(佐)