「不快な音」

子供の頃から、黒板やガラスを引っ掻くと出る「キィィィィ」という音は、誰しも身の毛がよだつほど不快に感じていたと思います。これは何故不快に感じるのでしょうか。

研究機関がこの音を調査・分析したところ、人間の古い祖先である「マガクザル」というサルが仲間に危険を知らせる時に発する叫び声と声紋が見事にぴったり一致したとのことです。つまり、このサルの頃の本能がまだ人間にも残っていて、この音を聞くと「危険→不快」と感じるのでは、と言われています。

人間はサルから遥かに進化を遂げた動物ですが、その過程でこういった意外な「進化漏れ」あるんだなぁと、改めて実感致しました。

(課)