「♪♪ シートベルトを締めてくださ~い ♪♪」

平成20年6月1日から、改正道路交通法により後部座席のシートベルト着用が義務化されました。

この法改正に「頭を痛めている」のがタクシーの運転手ではないでしょうか?

一般のドライバーがマイカーで違反をするのは自己責任ですが、タクシーはお客様からお金をいただく立場で「すみませーん、シートベルトを締めてもらえますでしょうか?」と、お伺いをたてなくてはならないのです。

素面のお客様であっても、まだまだ馴染みのない「後部座席のシートベルト着用」、お願いするのはとても気を遣われるそうです。ましてそのお客様が「酔っ払い状態」であった日には「命」をかけたお願いになるそうです。。。?

そこで登場したのが、中部矢崎タコグラフサービス株式会社様が開発された「[セーフティボイス](http://www.chubu-yazaki.co.jp/html/product-taxi.html)(リンク切れ)」です。

このセーフティボイスは、タクシーメータと連動しており「実車ボタン」を押すと音声ガイダンスが流れ、「お客様の安全を守るため、シートベルトを締めてください~♪」と機械音声で案内してくれるそうです。

音声ガイダンス(4秒)
※実物の音声ではありません。

この「機械音声」は、人が喋った「自然で・滑らかな声」ではないのですが、人に「指図」されたのではなく、システムに「ガイド」されたという「心理」が働き、酔っ払いのシートベルト装着率もほぼ100%とのことです。。。

巷では「KY」という言葉が叫ばれる昨今ですが、その場面・状況に応じて「機械音声」を活用するノウハウが見直されるかも知れません。

(愼)